部門別に原価を計算する。個別費と共通費に按分する。
補助部門費を製造部門へ集計する(第2次集計)
直接配賦法
分ける部門だけを合計してそれに対して按分する。
相互配賦法(簡便法)
事務部門の自家消費の人数は按分合計に含まない。
製造部門費の各製品への配賦(第3次集計)
製造部門費実際配賦
各製品の直接作業時間により按分し合計する。
製造部門費予定配賦
①期首 予定配賦率決める
②原価計算期間中 予定配賦率で原価計算
③原価計算期間末 実際発生額を集計
④原価計算期間末 配賦差異を計算
⑤期末 配賦差異を原価に集計
個別原価計算
①製造間接費を実際作業時間で割り実際配賦率を求める
②各製品に費やした時間ごとに配賦
仕掛品勘定の「製品」は完成品の合計、「仕掛中」の製品は「次月繰り越し」。
個別原価計算における仕損
仕損費の直接経費処理
①仕掛品/直接材料費
/賃金(仕分けでは「直接労務費」ではなく「賃金」勘定になる)
/製造間接費
②仕損費/仕掛品
③仕掛品/仕損費
総合原価計算(大量生産の場合の計算方法)
月初仕掛品の計算
先入先出法
月末仕掛品直接材料費=当月製造費用×月末仕掛品数量÷当月投入数
月末仕掛品加工費=当月製造費×月末仕掛品加工換算量÷当月投入加工換算量
平均法
月末仕掛品直接材料費=(月初仕掛品原価+当月製造費用)×月末仕掛品数量÷(月初仕掛品数量+当月 投入数)
月末仕掛品加工費=(月初仕掛品原価+当月製造費用)×月末仕掛品加工換算量÷(月末仕掛品加工換算量+当月投入加工換算量)
原価計算図式
先入先出法
参照:問題テキストは、CPA会計学院編著, いちばんわかる日商簿記2級工業簿記の教科書,サンクチュアリ出版,2022,p.183.を使用
平均法
参照:問題テキストは、CPA会計学院編著, いちばんわかる日商簿記2級工業簿記の教科書,サンクチュアリ出版,2022,p.183.を使用
仕損品の計算
進捗が月末完成を超えていなければ完成品のみに負担させる。