朝の通勤時に4人がけの席の隣に女学生(小さいから中学生かも)が座っていた。
制服を見ると有名な進学校の生徒のようだ。
駅に着いて降りる時に、大体の人は座っていても立っている人の間に割り込んて降りていくが、女学生は立っている人が降りてから降りていた。
私は窓側に座っていたのでその女学生が降りてから、その後ろから降りた。
今時きちんとした子がいるんだなあ、と思っていたら、前を歩くその子が…、めっちゃマイペースでトコトコ歩いている。
駅が混んでるのでビミョーに抜かすことも出来ずに私も後ろをのんびり歩いていた。
階段に差し掛かる。
女学生は降りる人と登る人の流れが分かれるちょうどキワの部分をトコトコ登っている。
その時、
男性がすごい勢いで走りながら下ってきて女学生に体当たりし吹っ飛ばしたのだ。
吹っ飛ばされた女学生はすぐ後ろを歩く私のほうによろめきながら飛んできた。
「ぎゃああああ。」
と心の中では思ったが、なんとなく登山しているときに似たような光景があることを思い出した。
チームで登山してるとき前の人がよろめいて「ぎゃああああ」となることは結構ある。
とっさに女学生のリュックを掴んで後ろから支えた。
私「大丈夫ですか?」
女学生「す、すいません。」
私「全然大丈夫です。(慣れてるから。)」
と、朝から少女漫画のようなことをしていたのだが、その後歩きながらぶつかった人への怒りがふつふつと湧いてきた。
ぶつかったら止まって謝罪しろよ。
しかも子どもにぶつかってるのに。
しかも階段で。
落ちたら大怪我になるのに。
ぶつかっても謝らない人ってなんでなんですかね。